健康な状態のときに将来の病気の予防や、病気の発見につなげることができるものが人間ドックです。生活習慣病の早期発見を目的とすることを中心として行われている法定の一般健康診断とは違って、人間ドックの検査項目はピンからキリまであると言えます。特にがんを発見することが可能な画像診断については高価なものが多くなっており、検査の費用に差が出る最も大きな理由であると言えます。がん検診の受診を人間ドックの検査のオプションとして含めることは、万が一病気にかかっていたときに発見することができる効果があると、高い期待をされているものとなります。
その他にも最新の医療機器である画像診断機器を使用した検査は高価なものが多くなりますので、自分にとって必要であるとされるものを適切に選択することが、受診を行う上での賢い方法と言えます。一般的な1日ドックでは5万円から10万円、1泊2日ドックでは10万円から15万円ほどの費用がかかるものが相場となっており、さらに検査項目を増やすことによって料金についても加算が行われます。人間ドックは健康保険が適用されない自由診療となりますので、どのぐらいの費用がかかるのか把握してから受診をする検査項目を決めることが大切になります。人間ドックで受けることができる検査の組み合わせのパターンは決められているわけではなく、一般の身体計測に加えてX線検査や超音波検査などの画像検査を受診することが可能です。