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2022年8月18日

人間ドックで測る眼圧とは?

「眼圧」というのはあまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。血圧と聞けばすぐに、心臓から血液が押し出される時に血管にかかる圧力とイメージすることが出来ますが、眼圧の方はイメージしづらいです。眼球には房水という液体が入っており、これで圧力を保っています。人間ドックではこの眼球にかかっている内圧(内部からの圧力)を調べます。

それで何がわかるかというと、緑内障・高眼圧症・網膜剥離症などの有無です。緑内障は眼圧の上昇によって視野が狭くなってしまう病気で、特に高齢者にリスクが高いと言われています。眼圧が高いということは、眼球がパンパンに膨らんで破裂直前になっているような状況です。人間ドックで眼圧を調べる方法として、角膜に風を吹き付けて計測する非接触方式や、麻酔の目薬を点眼して角膜に触れて調べるゴールドマン眼圧計を使った方法があります。

基準値は7~21mmHgで、要注意は7mmHg未満と22mmHg以上とされています。高すぎると緑内障・高眼圧症のリスク、低すぎると網膜剥離症のリスクが高くなります。ちなみに、緑内障のリスクが高いと判断されると、視野検査や眼底検査などを並行して行うこともあります。緑内障は特に症状が現れにくく、発見が難しいと言われている病気の一つです。

眼の病気は多くが発見が難しいと言われているので、人間ドックで精密に検査しておく習慣を身につけておくと安心です。特に年齢が高くなってきたら気をつけましょう。

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